宮城県仙台市、臨済宗妙心寺派 少林山保春院のウェブサイトです。

大海元是一滴水 須弥元是一寸山

2016/06/29 (水)

「大海もとこれ一滴の水、須弥もとこれ一寸の山」

表題の句は、どんなに大きな海でも大河の水から、大河は多くの支流から、支流の始めは一滴の水から始まる。須弥(しゅみ)とは須弥山(しゅみせん)のことで、仏教の宇宙観において世界の中央にそびえる途轍もなく大きな山の事です。この須弥山も、元を辿れば小さな山が折り重なって大山になっている。その小さな山も一握りの土から成り立っている。即ち「小さな物でも寄せ集めれば大きな物になる」という意味です。

現在当山で行われている本堂再建という大事業は、平成十六年から始まり四十回以上の会議を重ね完成を迎える事になりました。その際『和尚さん、協力するから頑張ってね』という沢山の方から頂いた激励の言葉は、私の耳に心にずっと残っています。
この様にして多くの檀家の方を始めとし、御寺院様・どこかで話を聞いて突然寄進の申込みを頂いた方等の御協力のおかげで仮本堂が完成し、震災の時には避難所として大いに活躍しました。
以前より準備はしていましたが、震災の影響で約半年遅れて工事が始まりました。そして何の事故もなく、一年半後には見事に新しい本堂が完成致しました。

この本堂を再建するという事は、長い歴史で見ても数世代に一度の大事業です。その時代を共にした沢山の方に巡り会い御協力頂き、御浄財が集まって大きな建物が出来ました。まだ計画途中ではありますが、正しく「一滴の水が寄せ集まって大河となり、大海となる。一握の土が集まって富士山にも、アルプスにもなる」のと全く同じ事になります。皆様方が力を合わせて成し遂げた事に敬意を表し、改めて衷心より厚く御礼を申し上げます。

境内案内

本堂 - HONDO -

平成26年に落成した禅宗方丈様式の本堂です。本尊「聖観世音菩薩」と、伊達政宗公ご両親のお位牌を安置しています。また、民間信仰として古くから伝わる不動明王「牡丹餅不動」も安置しています。

蔭涼軒 - INRYOKEN -

本堂再建の際に仮本堂として建てられ、東日本大震災の時には避難所にもなりました。檀徒の方を優先に、地域の方にも通夜会館、諸会議、展示会等でご活用いただけます。また、各種研修も受け入れています。

山門 - SANMON -

開山 清嶽和尚さま350年遠諱、保春院殿370遠年忌の記念事業として、建設されました。現在は瓦の破損と雨漏りによる腐敗のため解体保存中です。

位牌堂 - IHAIDO -

安置を希望する檀徒の位牌を預かる場所です。永代供養のための位牌も安置しています。

永代供養塔(三界萬霊塔) - EIDAI KUYOUTO -

後継者がいない方、墓じまいの方の為の合同永代供養墓です。年に一度、合同法要を行います。一般の方もご利用できますので、詳しくはお寺までお問い合わせ下さい。

動物霊園 - DOBUTSU REIEN -

家族の一員として一緒に生活してきた動物のお墓です。毎年春に合同法要を開催しています。 近隣の方もご利用できますので、詳しくはお寺までお問い合わせ下さい。

茶室(一華庵:いっけあん) - CHASHITSU -

宮城刑務所で亡くなられた方を供養するために建てられた茶室で、保春院に移築されました。現在は老朽化が進行したため、解体保存中です。

白山神社 - HAKUSAN JINJYA -

保春院の境内にある神社です。正式名称は「白山妙理大権現」といい、毎年春には例大祭が行われています。

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